復縁したい
男の悩み10
私は10年前に妻と離婚しました。原因は、私が妻と息子に対して暴力をふるったことです。私の仕事がうまくいかずイライラしていたのです。そういうこともあり養育費を送ることがあまりできませんでした。
そんな私に元妻は近況を聞かせてくれました。今年、息子は大学を卒業して社会人になるということ。立派になった息子に感激し、また、三人で暮らせたらと考えるようになりました。息子の学費は少ないながらも渡しました。あの時とは状況が違うので彼らに暴力をふるうことはないです。なんとか妻と復縁することはできないでしょうか?
こんな選択肢もあります
あなたは、養育費も払わず、微々たる学費を払っただけです。あなたは、二人の生活の為に父親としての役目を果たしていません。ですから、元の生活が戻ってくるはずもありません。これは正義のカードの影響が弱まった状態です。やることをやればそれだけのものを得られるし、やらなかったので得られない、ということです。
少し経済状態が良くなる意味のペンタクルの5のカードが出ていることから、あなたはお金に少し余裕がでてきたことと、妻が送ってくれた近況に感激して舞い上がっているのかも知れません。冷静さという意味を表すソードのキングのカードの影響が弱まり、冷静に一緒に暮らしたらどうなるかということがあなたの考えから抜け落ちています。
ソード5のカードは欲望が絡む行為を意味します。あなたは、何が何でも元の生活に戻るんだと思い込んでいますが、ご家族はあなたのかつての暴力に怯えています。DVの恐怖は、突然フラッシュバックすることもあるでしょう。息子さんと奥様の心の傷は想像しても余りあるほどです。あなたは現実を見ていません。すっかり自分の暴力のことを忘れています。もう暴力はふらない、というのも根拠がありません。あなたは彼らに歓迎されていません。ソードの6は退却、移動を意味します。あなたは、彼らと一緒にはならず別の道を進まれるでしょう。
それだけのことをあなたはしてきてしまったのですから仕方のないことです。
近況を知らせてくれたのは、元妻の優しさでしょう。それを、自分が許されたと考えるのはあまりにも都合がよすぎます。
キーカードは塔のカード、これは崩壊を意味します。
復縁という甘い夢をみず、影ながら家族だった人たちをサポートすることはあなたにもできるはずです。