タロットって何?
タロット占い師、海野夢です。
大体、タロットって何なんですか?
おっしゃる通りです。謎の多いタロットカードですが、ざっくりお話致します。
大アルカナと小アルカナ
タロットカードには大アルカナと小アルカナの2種類のカードがあります。
- 大アルカナ
「魔術師」、「太陽」などそのカードに象徴される名前が付いているカードです。0の「愚者」から21「世界」までの22枚のカードがあります。
愚者から世界に至るまでの人生の旅路、成長を表しています。
- 小アルカナ
小アルカナはトランプによく似ています。トランプのクラブがタロットのワンド、スペードがソード、ハートがカップ、ダイヤがペンタクルです。トランプにないカードとしてペイジがあります。10とナイト(トランプでいうジャック)の間にあります。
小アルカナは56枚のカードがあります。
大アルカナが象徴的であるのに対して、小アルカナは日常的な生活を表しています。
大アルカナと小アルカナを織り交ぜて、または、大アルカナだけで占う方法もあります。
意外と浅いタロット占いの歴史
タロットカードの起源については、十八世紀末にフランスの学者クール・ド・ジェブランが発表した「古代エジプト起源説」が当時の一番有名な説でした。古代エジプトとは壮大な感じがしますが、実のところ何の根拠のない話のようです。現在のカード研究家の多くが認めているのが十五世紀前半の北イタリアだそうです。古代から十五世紀前半って、ずいぶん時間が経ってしまいましたね。それからヨーロッパ大陸に伝わり、タロット先進国のイギリスやアメリカに伝わったのは、なんと!十九世紀末。ずいぶん、最近の話になります。
いろいろな展開法(スプレッド)がある
カード一枚だけで占うワンオラクル、問題を多角的に占うケルト十字、運勢を占うホロスコープ、汎用的なヘキサグラム、どちらにするか悩んでいるときに占うに二者択一など他にもたくさんの展開法(スプレッド)があります。自分の悩みに応じて色々なスプレッドを選ぶことができます。
結構、奥深いタロットカード
大アルカナと小アルカナ合わせて78枚もあるタロットカードその一枚一枚に意味がこめられていて、それをもとに問題解決の方法を読み取っていきます。
どうです。ただのカード占いじゃないんです。深いんです。
少しでも、タロットの世界を理解していただけたら、うれしいです。
参考文献
完全マスタータロット占術大全/伊泉龍一
タロット・リーディングの教科書/手賀敬介
ラーニング・ザ・タロット タロットマスターになるための18のレッスン/ジョアン・バニング
興味を持ってくださいましたら